愛知学院大学 茶華道部

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平成30年 師走茶会

長らく改修工事のために休館していた東山荘のリニューアルオープン記念茶会として、12月1日に内覧会を兼ねた市民茶会を担当させて頂き、12月2日は愛知学院大学茶華道部の主催で「師走特別茶会」を開催しました。

「師走特別茶会」では、お茶席の前に点心席を設けました

≪ 点心席 ≫
江戸中期の公家・外山光実が「閑中灯」という題で詠んだ和歌懐紙を掛けました。


点心は、例年通り覚王山の月見寿司さんの「茶巾寿司」をお出ししたのですが、添え物を少し変えまして、小田原の老舗「鈴廣」のカマボコや、香物を京都・西利の赤蕪にしました。 例年よりも、色鮮やかになりました。


≪ 本席 ≫
本席の床は、狩野養川院が描いた「牧谿筆・枯れ木に叭々鳥図」の写しが掛けられ、その前に青磁の花入が置かれて、貴重な貴重な寒蘭が入れられました。
室町時代の書院茶を彷彿とさせるような格調高い床飾りです。



お菓子は両口屋是清製で、銘「柿落葉」。
漉し餡を芯に、白小豆を鹿の子にしてつけて、それを更に柿落葉のようなグラデーションのこなしで包んであるという、手の込んだお菓子です。
手の込んでいる分、とても綺麗で、お客様からも大好評でした。



師走に入って寒くなってきましたので、木立文の描かれた志野織部の筒茶碗で、一服差し上げました。




このお茶会は茶華道部のその年度の大尾をかざる節目の会でもありますが、今回も盛会のうちに終えることができ、本当に良かったです。

ご来席頂いたお客様、東山荘の職員の皆様、またご協力頂いた関係者の皆様、誠に有難うございました。


過去の行事(平成30年 金婚式茶席)


【 第63回学生茶会「師走特別茶会」  会記 】

時:平成30年12月2日
於:東山荘

《 寄付 》

掛物 吹寄木葉乃図 華挙筆

《 本席 》 

掛物 牧谿筆枯木に叭々鳥図写 養川院筆
花   寒蘭
花入 青磁 筒 孝俊作
香  伽羅 黒塗唐花唐草文螺鈿秋草蒔絵四方盆にのせて
香合 辰砂桃形 孝俊作
釜  霰 庄兵衛浄汲作
縁  真塗
棚  高麗卓 表完作
水指 祥瑞写染付山水図 祥平作
茶器 鱗鶴蒔絵内梨子地大棗
茶碗 志野織部 木立文
茶杓 深樋  関斎作
建水 唐銅 糸目口
蓋置 備前 糸巻 陶陽作
御茶 初昔 松柏園詰
菓子器  瀬戸釉手付
菓子 柿落葉 両口屋是清製

《 点心席 》

掛物 外山光実筆 和歌懐紙 閑中灯
花入  備前 耳付 長十郎作
点心  茶巾寿司  月見寿司調製

過去の行事(平成30年 金婚式茶席茶会)

 

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