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12月2日・3日に、東山荘にて第62回学生茶会≪ 師走茶会 ≫を開催いたしました。
東山荘で学生茶会を開催するようになって今回で20年目になりますが、今年は、お天気にも紅葉の時期にも恵まれて、
↓写真のように、恐らくこれまでのなかでも最高に綺麗なお茶会になりました。
毎年、学生茶会では点心席を用意しております。
沼田荷舟筆の大原女図を掛けて、野菊をいれた、点心席の床飾りです ↓
今年も去年に引き続き 、覚王山の月見寿司さんの「茶巾寿司」をお出ししました。
本席の床は、久我建通筆の横物を掛けて、前に部員作の半枯れの竹花入。
お花は、水仙に、光格天皇御遺愛の「雲井の鶴」という銘のそれはそれは格調高い椿です。
窓越しに真っ赤な紅葉が見えて、お点前も良く映えます。
お菓子は、両口屋是清製の「百合根きんとん」です。
読んでそのままの、ゆり根で作った きんとん です。
お客様にも、ゆったりと綺麗な紅葉を眺めながら、一服お楽しみ頂けました。
女子がお点前などすると華やぎますが、こうして男子が袴姿で勢揃いするのも、引き締まってなかなか良い雰囲気です。
ちなみに左端が62代部長の加納光基、真ん中が新たに63代部長に就任した佐藤怜です。
せっかくなので、新たな63代部長のアップです。
とにかく、本当に綺麗なお茶会になって、お客様にも満喫して頂けたようで、何よりでした。
ご来席頂いたお客様、また東山荘の職員の皆様、誠に有難うございました。
【 平成29年 師走茶会 会記 】
時:平成29年12月3日
於:名古屋市東山荘
《 寄付 》
掛物 植松茂岳筆 懐紙
冬日詠風前千鳥
《 本席 》
掛物 久我建通筆 横物 縣居
花 椿(雲井の鶴)・水仙
花入 半枯れ青竹 寸切
香合 瀬戸青磁 布袋形 内山水絵
釜 真形松竹梅紋 春斎作
縁 高台寺蒔絵
棚 青漆爪紅糸巻二重棚 表恵作
水指 志野 宝珠文 秋二作
茶器 鱗鶴蒔絵大棗
茶碗 呉須 栄麓作
茶杓 大河内定夫徳川美術館元副館長作 銘「宝船」
(句銘 : 年の瀬や水の流れと人の身は明日待たるるその宝船)
建水 南蛮写
蓋置 高取 竹節
御茶 後昔 松柏園詰
菓子 百合根きんとん 両口屋是清製
菓子器 朱塗網目蒔絵食篭
莨盆 黒一閑 櫛形
莨入 切箔 タトウ
火入 白 弘入写
煙管 如心斎好 筋
《 点心席 》
掛物 沼田荷舟筆 大原女図
花入 備前 耳付 長十郎作
点心 茶巾寿司 月見寿司調製
【 師走茶会の動画 】
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