トップページ 部活動紹介 入部案内 部員紹介 アルバム ブログ
平成29年は新春市民茶会が年始早々のお茶会としてありましたが、濃茶席もある正式な初茶会として初釜も催しました。
【 濃茶席 】
美術館2階の広間「望浪閣」にて。 新年にふさわしく、華やかで格調高い席となりました。
本年も、女子の着物は御殿風にお引きずりにし、尾州徳川家の御殿作法に倣っておこないました。
大奥で姫君がお茶を点てているかのような、本当に典雅で派手やかなお席になりました。
お菓子は両口屋是清製。「重ね梅」という銘でした。
幾つもの梅の形の、薯蕷練切のお菓子でした。
たっぷりと練られた濃茶を一同で飲みまわし、気持ちも新たになりました。。
釜といい茶入といい、いずれも大変貴重なお道具ですので、一つ一つ丁寧に拝見します。
【 薄茶席 】
薄茶席は、庭園内の小間の茶室「青山」でした。
侘びた小間のお茶室に、寂びた渋いお道具が取り合わされて、心静かな落ち着いたお席になりました。
(床の間などは、年始の新春茶会の小間席を見れなかった部員のために、新春茶会と出来る限り同一のお道具にしました。)
お菓子は、紅餡の種合わせと、鶯の押物でした。
華やかな濃茶席とはまた違った趣きの、侘びたお席となりました。
【 平成29年初釜の会記 】
時:平成29年2月5日
於:桑山美術館
《 濃茶席 》
掛物 江雪宗立筆 一行 一剣敵万人
花入 古銅
花 紅梅 加茂本阿弥
香合 染付 菱型
釜 松波地紋 初代寒雉作
縁 高台寺蒔絵 即中斎在判
台子 唐草牡丹蒔絵
皆具 萌黄金襴手 香斎作
茶入 瀬戸 小川手
袋 萌黄地間道類裂
茶碗 堅手
副 古萩
茶杓 辻宗範作
御茶 千代昔 松柏園詰
菓子 銘・重ね梅 両口屋是清製
菓子器 縁高
《 薄茶席 》
掛物 徳川光友筆 和歌色紙
花入 古瀬戸釉 手付 芳右衛門作
花 水仙
香合 布袋形 陶陽作
釜 尻張 浄雪作
水指 伊賀写 即全作
茶器 真塗中次
茶碗 灰釉 筒 仁清作
茶杓 牙
建水 唐銅 エフゴ形
蓋置 竹 織部好
菓子器 輪花盆 象彦製
----Copyright (C) 愛知学院大学茶華道部. All Rights Reserved.----